さて引っ越しをする前にお世話になった市区町村役場から転出届を提出して、【転出証明書】を発行してもらってください。
ちなみに、引っ越し前と引っ越し先の住所が、同一の市区町村になる場合、この手続きは不要です。
その代わりに転居届を提出します。
転居届を引っ越し前の市区町村役場に提出する際に必要な書類として印鑑、本人確認ができる書類、印鑑登録証(登録者)、委任状(本人ではない代理人が届け出る場合)があります。
これらをそろえて転出届を提出すれば、転出証明書がもらえます。
この転出証明書は転出届を出した結果もらえるもの、大事な書類ですからしっかり保管しておきましょう。
では、次にこの転出証明書を持って、引っ越し先の市区町村役場に転入届を書きに行きましょう。
転入届を提出する際は、印鑑、本人確認ができる書類、転出証明書、委任状(本人ではない代理人が届け出る場合)を持参しましょう。
これらを併せて提出すれば住民票の異動も完了となります。
この時に、異動後の新しい住民票は、他の手続きでも必要となってきますので、何枚か余分に取っておき所持していると自動車等の登録変更に使えます。
まとめると役場で様々な手続きをする上で大変不便になる恐れがあるので、転出届、転入届、転居届を提出して、書類上での引っ越しも行ってほしいということです。
一致してこそやっと引っ越し完了なのです。
引っ越ししたら住民票が必要
引っ越しをしたら住民票の異動は必須です。
もし長くは居住しないというのであれば話は別になりますが。
(大学進学時に一人暮らし、卒業したら実家へ戻る予定であれば異動の必要はないようです)
ともあれ、役場等の手続きで、新しい住民票を求められることがありますので、住民票の異動手続きは早めに行っておきましょう。
では、実際にどの場面で異動後の住民票が必要となってくるのでしょう。
まずは、お子さんがいる場合、学校の諸手続きに使います。
お子さんのことですから、これは漏れがないようにきちんと行う必要があります。
次に自動車関連です。
運転免許を持っている方は、運転免許の住所変更に使います。
加えて車の登録変更や、軽自動車の登録変更、バイクの登録変更等にも使います。
特に運転免許証は本人確認書類としてたびたび使いますので確実に住所変更しておきましょう。
しかも転入の手続きをしても、住民票に反映されるのに時間がかかる場合もあるので余裕をもって行いましょう。
引っ越ししたら住民票の異動を忘れずに
引っ越しをして、まず行う手続きとして住民票の異動手続きです。
引っ越し先の市区町村で長く暮らしていくのであれば、住民票を異動させておきましょう。
この手続きを怠ると、過料が発生する可能性もありますし、何より、役場で様々な手続きをする上で、大変不便になります。
よって、引っ越しをする前に、引っ越し前の市区町村役場で転出届を、引っ越しをして、引っ越し先の市区町村役場に転入届を提出して、住民票を異動させておきましょう。
住民票の異動は、その市区町村で暮らして、納税をし、行政サービスを受けるために必ず必要となってきます。
例えば、会社で源泉徴収をされている場合(給与から差し引かれているはず)、その源泉徴収額は、従業員が申し出た住所にある市区町村役場に会社が報告することになります。
その際、従業員が申し出た住所が、その市区町村役場に存在していなかった場合(従業員が引っ越しをして、現住所に住民票を異動させていなかった場合)、
会社が手続きをやり直さなければならなくなります。
このように自分だけではなく周囲にも迷惑をかける恐れがありますので注意して下さい。